私が行った小学生への読み聞かせボランティア


■ 2008年度 / □ 2007年度

第 1 回: まんじゅうこわい

川端 誠 作/クレヨンハウス (1996/03)

「へびなんざぁ首に巻いて襟巻きにしちまうよぉ」って啖呵がヤヤうけでした。




第 2 回: はつてんじん

川端 誠 作/クレヨンハウス (1996/03)

いや〜、この噺はシロートには難しいデス。登場人物が多いので台詞の使い分けがまず難しい。 1年生の時は子供達はみんな読み聞かせ始める前静かにしてたんですが、2年生になったらもう駄目、騒がしくて読み聞かせがなかなか始められません。たまりかねて、「やいやいやいやい、静かにしねぇか!じゃねぇと読まねぇぞ!」と怒鳴ってしまったあたくしでした。やれやれ




第 3 回: めんどりヒルダのたんじょうび

メリー・ウォール 作/ほんじょうまなみ 訳/発行所: 新風舎(2004/09)

前回、子供達が騒がしくて読み聞かせがなかなか始められなかったため、今回は最初にクイズを出しました。 問題を分かりやすくするために、スケッチブックにマジックで問題文と絵を描いたパネルを持参しました。あたしゃ「鉄拳」かっつーの。

1問目:にわとりでタマゴを生むのは次のうちどれ:
(1)めんどりだけ
(2)おんどりだけ
(3)めんどりとおんどりりょうほう

2問目:にわとりで朝"コケコッコ〜!!"と大きい声でなくのは次のうちどれ:
(1)めんどりだけ
(2)おんどりだけ
(3)めんどりとおんどりりょうほう

クイズは大成功でした。




第 4 回: パンをたべるのはだれですか

ジャニナ・ドマンスカ 作/岩田みみ 訳/発行: 株式会社ほるぷ出版(1979/10/15 第1刷)

前回出したクイズが評判良かったので、今回も最初にクイズを出しました。

1問目:給食のパンは何からできている?:
(1)お米(2)大豆(3)麦

2問目:「先生はおかんむりだ」の意味は次のうちどれ:
(1)先生は喜んでいる(2)先生は怒っている(3)先生は泣いている

なぜ2問目のようなクイズを出したかというと、この本の中で『めんどりコッコはおかんむり』という台詞が何回も出てくるのデス。




第 5 回: 王さまと九人のきょうだい

君島 久子 (著), 赤羽 末吉 (著) 発行: 岩波書店 (1969/11)

2年生の国語の教科書に紹介されていたので選びました。 ちょっと長い話ですが、1人で10分間時間をもらったので読んでみました。 1年の時から知っているS君が話に食いついてきました。読み甲斐あるなぁ...。




第 6 回: だってだってのおばあさん

さのようこ (作), 発行: フレーベル館 (1975/01)

誰かが同じ作者の「百万回生きた猫」を読んでいたので、あたしはこっちを選びました。 「百万回生きた猫」は、漫画家の西原理恵子が「オトコを落とす時の小道具として使ってた」という嘘のような話があります。自分の部屋にオトコが泊まりに来たとき、「百万回生きた猫」を本棚とかテーブルの上にさりげなく置いとくんだそうです。翌朝、オトコがやけに優しくなってたりすると、「あ、こいつ、読んだな」と分かるのだそうです。




第 7 回: だるまちゃんとてんぐちゃん

加古里子 さく/え, 発行: 福音館書店 (1967/11/20 初刷)

この本に出てくる団扇の一覧帽子の一覧履き物の一覧を作成しました。帽子や履き物の名称が分かる方、ぜひメールで教えて下さい。




第 8 回: あっぱれアスパラ郎 (野菜忍列伝 其の 2)

川端誠 作、発行: BL出版株式会社 (2007/2/7 初刷)

飯屋の名前が「皿多(サラダ)屋」、やくざの「じゃがの一家」の用心棒の名前が「五月女王之丞」(さつきめおのじょう)、アスパラ郎の必殺技が「忍法ようりょくそまぶし」、などなど楽しいシャレがてんこ盛りなのですが、残念ながら小学2年生にはそのほとんどが通じませんでした...。やくざの親分や飯屋の娘の声色をやったところだけはちょっとウケました。




第 9 回: 三びきのやぎのがらがらどん

マーシャ・ブラウン 作、せた ていじ 訳 発行: 福音館書店 (1965/07 初刷)

原題は『The three billy goats Gruff』。英語には "gruff as a billy goat" (オス山羊のように喧嘩っ早い)という慣用句があるのを発見。また、Billy には「精力絶倫オトコ」という意味合いがあるそうです。私の出すクイズを楽しみにしているちびっ子が数名いるので(泣けるぜ...)、今回もまたクイズを出しました。第1問「山羊を英語で言うと?(1)シープ(2)ゴート(3)ギーヤ」第2問「英語には「オス山羊のように○○だ」という言い方がありますが、この○○とは?(1)やさしい(2)かしこい(3)けんかっ早い」。




第 10 回: タンゲくん

片山 健 作 発行: 福音館書店 (1992/10 初刷)

今回もクイズを出しました。迷い込んできた猫に「タンゲくん」という名前を付けたのはおとうさんですが,どうしてこの猫は「タンゲ」という名前になったのでしょうか?(1)単なる思い付き、意味なし(2)「タンゲ・サゼン」という時代劇キャラに顔が似ているから(3)タンがからまってゲーとなったことがあるから(4)傲慢なところが「タンゲ・ケンゾウ」という建築家に似ているから。←(4)は嘘です。正解は(2)で、図版で見てのとおり猫の片方の目に傷があるからなのですが、丹下左膳っていっても子供は誰も知らないだろうから(知ってたら恐いよ)、web サイト(丹下左膳の部屋)に掲載されていた大河内傳二郎が左膳に扮したポスターを拡大プリントして「これがタンゲサゼンだ!」と子供達に見せてやりました。

ところで、丹下左膳は隻眼(独眼)でかつ片腕(右腕)が無いという設定なのですが、特徴的な大きな刀傷は左膳の右目にあることを発見しました(これに対して、タンゲ君の傷は左目にあります)。




第 11 回: ぐりとぐらとくるりくら

なかがわりえこ、やまわきゆりこ 作 発行: 福音館書店 (1992/10 初刷)

今回もクイズを出しました。第1問「ぐりとぐらは何という動物?(1)のねずみ(2)もぐら(3)のらねこ」第2問「ぐりとぐら、ぐりはどっち?(1)赤い帽子をかぶっている方(2)青い帽子をかぶっている方(3)区別は付けられない」。




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